注目が集まる「自然素材」仕上げで暮らす高気密高断熱の家とは?

自然素材で高気密高断熱の家を作る良さとは?

自然素材や漆喰と言うのは、家の湿度調節を行ってくれる作用があります。両方の素材を高気密高断熱住宅に是非取り入れる事がおススメです。

自然素材の湿度調節

自然素材の木材には、部屋が乾燥していれば水分を放出し、湿度が高い場合には室内の水分を木が吸い込んで過ごしやすい環境を整えてくれます。これらは全て、木材の平衡含水率(へいこうがんすいりつ)が関係しています。一定の温度・湿度の条件の中に木材を長時間放置すると、安定した含水率を保とうとし、安定した平衡含水率の木材は、空気が乾燥してくると木の中に含まれている水分を外部へ放出し、湿気が多い時には水分を木が吸収してくれる作用を発揮します。しかし、この湿度調節作用と言うのは、自然素材だからある作用であり合板や集成材にはこの作用はありません。
 

漆喰の湿度調節

古くから優れた建築材料として昔から漆喰は使用されています。壁としての耐久性の高さや防火性等、住宅の他にも、お城、お土蔵様、お寺等、様々なシーンで活用されてきました。漆喰にも耐久性・防火性の他にも、実は湿ミクロの孔が無数にあり度調節作用があります。このミクロの孔によって、室内外のその時の状況に合わせて水分を吸収・放出してくれ、家の中を快適な湿度に整えてくれます。
  • 『工務店で高気密高断熱の家を作った方が良い!!
断熱性を向上させる為には、断熱材の厚みを厚くするか、または、断熱材の熱伝導率を下げる事で実現が可能です。しかし、断熱性を挙げる場合、正確な実測方法と言うのがまだ無いので、計算値を出して断熱性を挙げるのが一般的な施工になります。これは、絶対に現場で家をつくる職人の大工技術や施工精度を上げる事が必要ないので、現場施工精度にあまり自信が無いハウスメーカーであっても、断熱性を挙げる事に関しては取り組みやすい施工なのです。
しかし、断熱性に関しては比較的問題は無くても、気密性になってくると少し状況は変わります。と言うのも、気密性を向上させる為には、現場で家をつくる職人の大工技術が必ず必要で、細かで丁寧な高い施工精度が求められるからです。
なので、気密性を上げる施工を行う為には、施工するにも手間と時間も必要で、高い技術力を持った職人に手掛けてもらう事が重要になります。この点が、プレハブ住宅を主に得意としているハウスメーカーでは中々高度な作業になってきます。

まとめ

今の時代は高気密高断熱の家が段々と主流になってきています。自然素材は家を建てる初期投資としては少し値は張りますが、将来的に考えるとコスト面でも家の持ちに関してもメリットが沢山あります。これから、家を建てる事を検討されている方は、是非、将来的にもずっと長く快適に暮らせる高気密高断熱の家を自然素材で建ててみてはいかがでしょうか。